私はたまに友人から「秘密主義だよね」と言われることがあります。しかし、私は声を大にして言いたい!「あなたに言ってないだけ!」w本当に信用できる人には自分のことを曝け出せていると自分自身では感じています。秘密主義について調べてみたところ、どうやら秘密主義は「嫌われる」「うざい」傾向にあるようです。
ほっとけ!
ということで、今回は他人から秘密主義と言われる私が、実体験をもとに秘密主義者と言われる要因をまとめていきます。これを読んで、秘密主義に疑問を抱いている方が少しでも理解して頂ける部分があると嬉しいです。では、早速いきましょう!
秘密主義とは
秘密主義とは、必要最低限のこと以外の情報を他人には話さず秘密にする考え方のこと。自分のプライベートなことや考えていることなどを他人に話さない人などを「秘密主義者」と表現します。
※引用元はこちら
秘密主義の特徴
- シャイな性格
- 人を信用できない
- プライドが高く負けず嫌い
- 一人が好き
- 自信がなくコンプレックスがある
- 警戒心が強い
- 人と適度な距離感でいたい
- 孤独感を抱えている
- 干渉が苦手で他人や家族とも距離を保ちたい
- 仕事とプライベートは別と考える
- 自分に自信がなく話すのが苦手
などがあるそうです。
※参考元はこちら↓
私は特に「人を信用できない」「距離を保ちたい」が該当するかも
秘密主義は嫌われる?
「秘密主義」で検索すると、「嫌われる」「うざい」「面倒くさい」というキーワードが何度か出てきました。正直悲しいです。確かに、自分はプライベートなことを話しているのに、相手は自分自身のことを何も話さないのは卑怯というか、何で?って気持ちになりますよね。そして、その人について何考えているかわからないという結論に至ります…。その気持ち、わかります。しかし、秘密主義側にも複雑な感情があることを知って欲しいです。
私の体験談
ということで、私が自分のプライベートなことを他人に話したことについてお話したいと思います。他人に伝えた結果、嫌だなと思ったこと、目から鱗が落ちたことなど色々な経験がありました。それが、今の私の秘密主義にも繋がっていると思うので紹介します。
好きな人をバラされた~トラウマの始まり~
小学生の頃「こいつ○○が好きってよー」みたいなことがよくありましたよね?w
少なくとも私の通っていた小・中学校ではそういう場面が何度かありました。他人がそういうことを言われているのを聞いて私はすごく嫌悪感がありました。「好きな人について、なんでこんなに他人に冷やかされなければいけないんだろう」と感じていました。なので、私は小学校6年の間好きな人がいても誰にも何も言いませんでした。
しかし、中学生になって友人2人と話しているときに私の好きだった人が3人とも同じであったことがわかったんです。好きだった人は中学校は別だったこともあり、警戒心が薄れ、その時に初めて私の好きな人を他人に打ち明けることができました。初めてのガールズトーク!かなり熱く語り、楽しかったー!!!今まで自分の恋バナに無縁だったので他人と共有できたのがとても嬉しかったです。
そんな楽しい思いから一転、翌日地獄が待っていました。同級生男子から突然「お前、○○のこと好きなんだろ?」と言われました。一瞬頭が真っ白になって何が起こったか理解できませんでした。
なんで知ってるの?(恐怖)
他の友人2人は割とオープンな性格で、自分の好きな人のことを他人に言うことについては、私に比べてハードルが相当低かったのです。そんなことも理解できていなかった私は「相手が好きな人を私に打ち明けてくれた、私も打ち明けよう」と勝手に解釈してしまい、結果友人らが他人に私の情報も話してしまう事態となりました。他人に初めて打ち明けた恋バナは、ほぼ周りのみんなに知れ渡るという暗黒の中学3年間になった苦い経験があります。このことをきっかけにまた、私は自分のプライベートな話を他人にすることはなくなりました。
ちなみにその友人2人とは中学校以来全く関わりがありません
「言わないで」と言われないとわからない
ある程度友人付き合いも選んできた20歳頃に一度、また別の友人2人と3人で話す機会がありました。仮に友人A、Bとします。Aは周りからは結構ミステリアスと思われているようなタイプで、Bは割とオープンな性格です。その友人らとはプライベートな話などある程度踏み込んだ話をできる関係だと私自身感じていました。
3人で話をしているときに私について「あまり自分から自分のことを話さない」みたいな話になりました。その点について私は、
- 自分の話は大して面白くないことw
- ある話題を自分から他人に話して勝手に人に伝わるのが嫌
ということを正直に話しました。すると、Aはわかると納得してくれましたが、Bは「そんなこと、ちゃんと『言わないで』と言ってくれないとわからないよ!」と言いました。これを言われたとき、私は衝撃を受けました。
人によって他人に言うべきか言わないべきかの判断が全く違うことを初めて知りました。私にとってはこれは他人には話さないだろうと当たり前のように思っていた感覚が、人によってはそんなに重んじるべき問題じゃないと解釈されることがあるのです。
Bに言われて私の中ですごく腑に落ちました。Bはオープンな性格ではありますが、「言わないで」と言われたことは言わない人です。そこはとても信用しています。また、Aは「言わないで」と言わなくても、言わない人です。そもそも私と価値観が似ているのです。AとB、タイプは異なりますが、このことがきっかけで人ごとに付き合い方を変えないといけないと思うようになりました。
ちなみにこのA、Bは今でも連絡を取り合う仲です
「○○だから言うけど」という人は信用できない
私は人から聞いたことは、他人に言わないタイプです。自分で言うのもなんですが、口はめちゃめちゃ堅い方だと思っています。それもあるからか「○○だから言うけど」はめちゃくちゃよく言われます。そう言われたときは、私も「あ!私だから話してくれるんだ!信用してくれて嬉しい」と思うんですが、後日、全く違う人から「○○、○○らしいよ」と同じ話を聞いたときに、別の人にも話してんじゃん!と思いますwなので、私は基本「○○だから言うけど」と話すような人には、基本信用はせず、自分のプライベートな話をちゃんと選んで話すようにしています。同じような感じで「絶対に言わないでよ」と前置きしながら、他人のことを話す人も信用していません。
ちなみに、今現在も仲良くしている友人にこのタイプの人がいます。その人に私は「秘密主義」と言われますwでも、私の仲では割り切ってお付き合いしていますよ。
「言わないで」と言うのが嫌
さきほどの話題で友人Bの「言わないでと言われないとわからない」という言葉がありましたが、話題毎にいちいち「これ言わないでよ」と言うことが嫌です。理由は2つあります。
- 「言わないで」と言われて言わない人には、気を遣わせてしまうのが申し訳ないこと
- 「言わないで」と言ったことでもいずれ必ず周囲に伝わること
です。「言わないで」と伝えるよりも、言わないことが他人に情報を漏らさない確実な方法です。なので、私は他人に話すとき「言わないで」という言葉は一切使わず、周囲に漏れてもいい内容を話すようにしています。
話す内容は周りに伝わってもいい情報だけ喋る!
他人のことにもオープンな人は要注意人物
たまに「こんなにプライベートなこと他人に話していいの?」って思うことを言われることがあります。例えば、相手との夜の内容や、離婚、資産状況、病気のことなど…本当に他人の色々な話を聞いてきました。自分自身の話だけならまだしも、友人やパートナー、家族など第三者のプライベートな話をする人について私は本当に理解に苦しみます。全く見ず知らずの人の話ならまだ分かりますが、相手が特定された場合でも話をする人はあまり重要なことと捉えてないんでしょうか?それとも、自分の悩みを本当に解消したくて話をするんでしょうか?何でもお話しするという方はぜひ心中をお聞かせいただきたいです…。とにかく、他人のことについても何でも話してしまう人にはあまり深刻な話はできないなと思います。
私の考える秘密主義
私は自分自身のことを秘密主義だとは思っていません。秘密主義とは自分で思うものというより、他人から言われるものだと感じています。私自身あまり自分のことを自ら発信するタイプの人間ではないので、他人のことも「あの人秘密主義だな」と感じたことはありません。私が考えるのは、他人に秘密主義と指摘する人は、
- その人自身は結構オープンな性格で、割と何でも他人に相談できるタイプの人ではないか
- オープンな性格ではないと自覚している人でも、自分の秘密やプライベートなことは話したのに、相手は私にプライベートな話をしてくれないと感じている人なのではないか
と思います。これまでは、相手がプライベートなことを打ち明けてくれたんだから、私もプライベートなことを打ち明けなきゃと思っていましたが、それで何度か失敗しているので今ではそうは思いません。プライベートな内容や秘密にしておきたいことは、人それぞれ価値観が違います。他人に何を言われ、思われようと自分が信用できる人に対してだけ、自分の話したいことを伝えればそれで十分だと思います。
秘密主義だなと感じる人がいたら
あなたが秘密主義だと感じる人がいるなら、その人はあなたと適度な距離を保っている証だと思います。相手にとってはそれがあなたとのベストな距離感です。
あくまでも私個人の意見ですが、秘密主義の人は誰に対してもプライベートなことを話さないのではなく、人によって話する内容を分けています。そのことについて、あなたが不満をもっているならその人との付き合いを辞めてもいいと思います。しかし、あなたが相手にもっと自分のことについて話してもらうことを望むなら、相手のプライベートな内容に何も詮索せずただ他愛もない話をするだけで十分です。また、あなた自身の話は良いですが第三者の話もなるべく避けた方がいいと思います。そうすると、相手がもっとあなたと深い話をしたい思っているなら、逆に相手の方から自然とプライベートな話をしてくると思います。相手に警戒心を抱かせないことが大切です。
どんなことでもいずれは伝わる
今では私はこの人とはこの話はしないなどある程度割り切ってお付き合いしていますが、正直、秘密主義と言われることは嫌です。言いたくない、他人に広められたくないという思いが強いですが、正直、言わないでいることもシンドイです。しかし、気持ちを伝えない以上、相手からするとそう見えてしまうことは仕方がないことです。
なので、最近は、割とどんな人にも自分の気持ちや考え方、思ったこと、感じたこと、趣味などを正直に伝えるようにしています。公言することで何か自分自身に変化はあるかなと実験的に行っている段階です。アダルトチルドレンで気持ちを抑えて生きることが辛く感じていたので、オープンにすることで生きることが少しでも楽に感じることができればと思っています。
また、最近はデジタルの時代でもあり、情報が溢れています。そのためか、隠していることはいずれバレてしまうのではないかという恐怖がありますw先手必勝!ではないですが、他人から自分の情報を明かされるよりも前に、自ら相手に自分の情報をどんどん開示していくことの方がラクなのではないかと考えます。
意外と人はそこまで他人に興味はないよね
おわりに
今回は、秘密主義についてまとめてみました。秘密主義にもそれぞれの理由があり、プライベートな話をしていないのだと思います。そんなやつは面倒くさい!と思う人がいれば、全然距離を置いてもいいと思います。感じ方は人それぞれです。今回まとめたことで、少しでも秘密主義の内面が知れたという方がいれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
では、また!
kiri